2005.9.6
オーちゃんがうちの庭に初めてやって来た。
我家は屋内全面禁煙なので、愛煙家の主人は蛍族!
この日の夜も、玄関先で一服していると、テラスに何か気配を感じたらしい。
ふと暗闇の中、目を凝らしてみると、そこには1匹の猫が居た。
声をかけてみると、「ニャ~」と答える猫。
よく見てみると、体は細く、お腹が空いているらしい。
少し警戒しながらも、餌をくれるのを待っている猫を見て、主人は猫が逃げない様に
注意しながら、一旦家に入り、猫が外に居る事を私に告げ、カリカリを持って再び外へ!
カリカリを差し出すと、一瞬ひるんで逃げ出したが、スグに餌の元へと歩み寄り、
ガツガツと凄い勢いで食べ尽くし、まだ足りないと催促の「ニャ~!」
更に、追加して置いたカリカリもあっという間に完食!
まだ物足りなさそうだったけど、あまり一度に与えてもお腹を壊してしまいそうなので、
「明日もまたおいで♪」と、猫に言い聞かせ家に入ったが、しばらくは玄関の前で鳴いていた。
次の日、そして次の日もその猫は来なかった。
家に来たのは、散歩の途中か、旅の途中だったのかも…(;_:)
2005.9.13
7匹目を迎える気も失せ始めていた頃、あれから一週間も姿を見せなかったあの猫がまたやって来た!
今度は夕方、大きな声でお腹が空いた~と鳴いて、アピール!
早速、カリカリを与えると、またしても凄い勢いでペロリと完食!
食べた後もテラスのプランターにスリッとしたり、玄関先の階段でゴロンとなったり、
随分と人懐っこい性格の猫だった。
年齢は1歳ぐらいの若さに見えるが、この人懐っこさから、生まれた時から野良猫では無さそう。
ひょっとしたら、飼猫かも…とも思ったが、体もガリガリだし、毛もゴワゴワでバサバサ。
体臭もかなりするし、近所に捨てられたのかも知れない。
それから数日、餌を与え続け、食後に遊んだりしてあげていたら、
猫も大分馴れて来て、私の膝の上に乗って来て、スヤスヤと眠る様になるまでになった。
この頃、飼猫かも…という心配もあったので、試しに首を付けてみた。
飼猫なら、自分の家の猫に勝手に首輪を付けたら、取るだろうと思うし、
飼猫じゃなかった場合、首輪を付けておけば、保健所などに連れて行かれる事もないだろう。
その後、首輪を取られる事も無く、猫は毎日我家に餌をもらいにやって来た。
こうなった以上、うちの子にするしかない!と、主人も私も7匹目にする為の準備を始めた。
そして、名前も「オー次郎」と命名!
名前の由来は、秋に我家にやって来たので、秋に因んだ名前を思い、
同じく秋にやって来たから、Autumn(オータム)のタムが居るから、
「オーちゃん」にしようって事になり、「オー」って名前も変だから、後に「次郎」を付けて、
「オー次郎」を正式名称とし、愛称で「オーちゃん」となった。
まずは、ベリーとの相性が大問題!
これがクリアすれば、猫部屋に入れずに済むんだけど、あえなく撃沈!
クーの様にはいかなかったので、猫部屋行き決定!
…となると、完全家猫にしなくてはいけないから、まずは家の中に慣れてもらわねば!
最初は、家の中に入るのに警戒していたオーちゃんも、根っからの人懐っこさが功を奏し、
私達が家の中に入り、「オーちゃん♪」と呼べば、入って来るようになり、
最初はドアが閉まると、パニックを起こしていたが、ドアを閉めても家の中を探検し、
終いには私がソファーに座っていると、外の時と同じ様に、膝の上でスヤスヤ眠ってしまった。
ココまで来れば、もう安心と思い、獣医さんにワクチンと去勢手術の相談の電話をした。
すると、手術もスグに出来るとの事で、病院に連れて来る前に電話をくれればOKだからといわれた。
こうして、オーちゃん家猫計画は着々と進んで行った。
2005.9.19
いつもの様に、オーちゃんはご飯を貰いにやって来た。
この日がオーちゃんにとって、外での自由な…いや危険な生活にピリオドを打つ日となった。
カリカリを与えた後、しばらく家の中を探検させ、オーちゃんが落ち着いた所で、
キャリーに入れ、病院に今から行きますと電話をし、主人と2人で連れて行った。
2005.9.22
無事手術を終えたオーちゃんを病院に迎えに行き、オーちゃんの家猫生活がスタート!
他のニャンズも新入りを迎えるのは、メイ以来なので2年振り。
メイにとっては、初めての新入りになる訳だけだから、ちょっと心配(-_-;)
最初は、オーちゃんをケージに入れて…と思っていたけど、ケージのドアを突き破り、
出て来てしまったので、その日の内に他のニャンズと合流!
案の定、他のニャンズは威嚇しまくり(>_<)
想像はしていたけど、オーちゃんも外に出たい、出たいと鳴きまくり((+_+))
とにかく、他のニャンズもオーちゃんもこの環境に慣れるしかない!
外に出たいと鳴くオーちゃんの姿を見ていると、本当にこれがオーちゃんにとって幸せな事なのかと、
何度も何度も自問自答し、主人ともその事で色々話し合ったりした。
でも、オーちゃんが私達を慕い、抱っこしてと甘えてくる姿をみると、
そんな心配も一気に吹っ飛び、他のニャンズとグルーミングをしている姿を時々
見る事が出来る様になった今、やっぱりオーちゃんを家の子にして良かったと心から思う。
それにしても、オーちゃんの鳴く声は異常に大きい!
外に居る時も、ニャ~ニャ~鳴きながら歩いていたっけ^^;
でも、あんなに大きい声で鳴きながら歩いていたのに、
私達が家の近所を散歩していた時、一度も鳴き声を聞いた事がなかったんだよなぁ~!
一体、どこからやって来たんだろう~?
ひょっとして、あの大きい鳴き声が災いして、捨てられちゃったのかなぁ~(-_-;)
家は近所迷惑になる近所も無いし、存分に鳴いても構わないよっ!
でも、昼間だけにしてネッ(;^。^A
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